料理教室のジャンル

18%


全国に約2,500ある料理教室。この5年間(2018年~2023年)で料理教室のジャンルでは大きな変化がありました。それは「健康」ジャンル、ライフスタイルジャンルの人気の高まりです。
特に「健康」は、パン、イタリア料理、フランス料理、日本料理などの既存ジャンル内でもサブジャンルとして台頭。健康のシェアは18%まで拡大。その勢いは止まりません。今後はリバースエイジングや未病、フレイル予防なども注目されると考えています。

ライフインザキッチン事務局が保有する日本最大級のデータベースを基に、最新の料理教室をご紹介します。

多様化する料理教室

この5年間で料理教室のジャンルが多様化しています。特にこの5年間で最もシェアが拡大したのが「健康」ジャンルの教室です。「健康」ジャンルのシェアが2018年5%から2023年18%に急拡大しています。一方シェアが顕著に低下したのが家庭料理のジャンル。2018年の22%から2023年の15%へと大きく減らしています。元々「料理教室イコール家庭料理」のイメージが強かったですが、家庭料理+α、または健康などの新たなジャンルへとステップアップしていったことがシェアを減らした要因と考えています。

 

 

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健康ジャンルの教室の台頭

健康ジャンルの教室を見てみましょう。野菜、薬膳、発酵、健康、マクロビ、豆腐、ビーガン、グルテンフリーなどのサブジャンルがあります。特に、発酵、マクロビ、ビーガン、グルテンフリーは2018年時点では数えるほどでしたが、食に対する健康意識の高まりとともにそのシェアを着実に拡大しています。今後はリバースエイジングや未病、フレイル予防なども注目されると考えています。

 

 

パンでも健康に注目が集まる

料理教室として不動の人気のパン、イタリア料理、フランス料理、日本料理のジャンル。例えばパンのジャンルは全体で19%を占めます。この割合は2018年からそれほど変化はありません。
このパンのジャンルにおいても、「健康」のサブジャンルが誕生しています。自家製の天然酵母・イーストの発酵段階から楽しむ「天然酵母」や、グルテンフリーを訴求する「米粉パン」の割合が高まっています。この2つのサブジャンルを合わせた「健康」カテゴリーは、2018年の5%から2023年の17%へと拡大しています。

 

 

ライフスタイルのジャンル

消費者の料理に対する興味は料理そのものだけでなく、ライフスタイルにまで興味が広がっています。ライフスタイルのジャンルは2018年5%から2023年11%に倍増しています。その際たるジャンルが「おもてなし系」の料理教室です。おもてなし系の料理教室では、料理だけでなく、テーブルコーディネート、フラワーアレンジメント、マナーなど体系的に学ぶことが出来ます。また、「ていねいな暮らし系」というジャンルも登場。味噌などの調味料を手作りするなど、料理に手間と時間をかけてより自分らしい日常を楽しむスタイルの料理教室です。

 

 

増える多国籍系(オリエンタル)料理

タイ料理、ベトナム料理などオリエンタル料理のシェアが拡大しました。2018年では2%でしたが、2023年には5%までシェアを伸ばしています。パクチーやスパイスに関する料理本がベストセラーになるなど、オリエンタル料理は女性を中心にしっかりと日本の食生活に根付いてきています。

 

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