ライフインザキッチンは、先日、都内にてUCCコーヒーアカデミー講師 村田果穂さん、コーヒーマシン「ドリップポッド」を担当するソロフレッシュコーヒーシステム社 柳澤 裕美さんを招き、料理研究家向けのドリップポッド・ワークショップを実施しました。テーマは、「ドリップポッドで楽しむフードペアリング」。当ワークショップの様子をレポートします。

 


コーヒーって何?

料理研究家の皆さんにコーヒーを料理教室で提供しているかをお聞きしたところ、「料理教室で生徒さんにいつもコーヒーを提供しているが、なかなかコーヒーに関する知識を学ぶ機会がない」との声が多数ありました。

コーヒーは、「コーヒーチェリー」と呼ばれる果実であり、コーヒー豆は果実の種。「上質なコーヒーであればあるほど、コーヒーの甘みが感じられます」と村田さん。甘みがあることで、コーヒーの苦みや酸味がより美味しく感じられるんですね。


コーヒーのテイスティング

コーヒーの味わいは、品種、産地、生産国での加工方法、焙煎、抽出方法の5つの要素の組み合わせで決まります。「ドリップポッドは、“世界中を旅するように味わう”をコンセプトとして、世界中の産地の個性が感じられるコーヒーを気軽に味わうことができます」と村田さんは語ります。

ここで、料理研究家10名にドリップポッドでタイプの違う4種類のコーヒーをテイスティングしてもらいました。参加した料理研究家からは、「コーヒーが、ワインのように味の強さ、酸味、苦みで味わいをマッピングできるのは知らなかった」と驚きの声が上がりました。

 


コーヒーのフードペアリングとは?

最近、コーヒーと相性が良い料理・お菓子の組み合わせである“フードペアリング”が注目されています。「コーヒーは、スイーツと合わせるイメージが強いと思いますが、料理と合わせることでよりコーヒーと食事をより楽しんで頂けるとUCCは考えていいます」と村田さんは言います。

今回はお菓子とドリップポッドのコーヒーとの組み合わせをテイスティングしてもらいました。その一つが、チョコレートサンドクッキーと『リッチブレンド』。濃厚なチョコレートとコクのあるコーヒーが相乗効果でより美味しく感じられます。「『リッチブレンド』はコクが強いので、デミグラスソースのようなコクの強い料理との相性が良い」とのこと。

このように、味わい、味の強さの似た物を合わせることでフードペアリングが成立しやすくなります。「まずはコーヒーの味わいを試して頂いて、酸味、苦み、コクを感じて頂き、その上で、相性が良さそうな料理やお菓子を考えて頂ければと思います」と村田さんからのアドバイスがありました。


ドリップポッドの特徴とは?

ドリップポッドは、ドリップコーヒーにこだわった“最高の一杯”をいつでもお楽しみいただくために生まれたコーヒーシステムです。柳澤さんによれば、ドリップポッドの特徴は「コーヒーに対するこだわり」、「スマートなデザイン」の2つ

コーヒーに対するこだわり。味わいマップにあるように、ドリップポッドはいろいろな味わいのカプセルを用意しています。加えて、プロのハンドドリップ技術をボタン1つで再現し最高の1杯がいつでもだれでも楽しめます。

スマートなデザイン。ボタンを押して60秒でコーヒーを楽しむことが出来ます。そして、音の静かさ。「お客様からも“オンライン会議の際も音が静かでうれしい”などいろいろな生活シーンにおいてマッチし、非常に喜ばれています」と柳澤さん。

 


ドリップポッドが料理教室で活用される理由

柳澤さんは「UCCは“コーヒーを楽しむ文化”をミッションとしており、ドリップポッドを通じてより豊かなコーヒー体験を提供していたい」と言います。その新たな取り組みの一つが、先述のコーヒーとのフードペアリング。

「コーヒーに合う料理とペアリングするというだけでなく、コーヒーを使った料理・お菓子も可能性があるのでは」と柳澤さんは考えています。

さらに柳澤さんは、「ドリップポッドを料理教室で活用すると、産地のお話や、お薦めの味など、コーヒーを通じて生徒さんとのコミュニケーションをより楽しんで頂ける機会を作り出すことができる」と言います。

今回のワークショップを通じて、参加した料理研究家からも「“この料理にはこのコーヒーが合うんですよ”という提案は今までしたことなかったことなので、是非レッスンで取り入れてみたい」など、ドリップポッドが料理教室に対して付加価値を提供できることを実感して頂きました。

是非、先生の料理教室でもドリップポッドでコーヒーを通じて生徒さんのコミュニケーションをより楽しんで頂くとともに、コーヒーと料理とのフードペアリングを楽しんで頂きたいと思います。